2013年08月08日

伝統工法住宅の上棟 (2)

 

 

思いの外早く組み立てられて その他の部材の発注を急がねばならない程でした。棟梁の準備が相当良かった たまものでしょう。

 

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棟木も諫まりました。

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シャチ栓を入れたところです。

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重ほぞにクサビを差し込んだところです。

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出し桁のほぞに鼻栓を指しています。柱と桁は込み栓で止めます。

こうして全ての材が交わる所には 伝統的な固定方法で止めます。

 

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室内から見える化粧垂木を流します。

 

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外に触れるところには 面戸板を差し込みます。

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面戸板工事の完了です。

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化粧野地板の張り込みです。

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面戸板と桁との接点には気密を図る為ブチルシーリングをします。伝統工法を志す大工さんには 木の建物を 気密 する作業を軽視する傾向がありますが、当社は違います。人が住む家は 温熱環境も同等に大事と考えて居ます。これから屋根断熱や屋根気密の施行に掛かります。

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2013年08月07日

伝統工法住宅の上棟

 

長らく墨付け 刻み加工に時間を費やしました。ようやくそれらの組み立て 上棟が始まりました。P1060762

土台は法律上 基礎にボルトで固定します。それ以外は全て木材同士の組み込み 固定になります。それではそれらの数々をご案内いたします。

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土台と足固め その間に力板をダボではさんで居ます。

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柱をはさんでシャチ と言われる引き合い工法で挟み込みます。

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上部も同じ組み込み方で交差する柱はシャチ棒の高さを変えて対応します。

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シャチ棒を入れ込んでいる様子です。

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交差土台の もう一方は下からの作業が出来ないのでシャチ棒を横込み栓で引き寄せます。

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柱を全て落とし込まずに浮かしています。組み立てやすくするためです。力板のダボ シャチ棒などの様子が見えます。

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片押ししながら差し込みます。梁固め 頭固め材です。

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右側の柱のシャチ棒の形違いは端の柱の場合です。

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高さが変わったり 角の位置の柱に使います。

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頭固め材の上にもダボが見えます。角柱のシャチ棒が入りこんだ様子です。

 

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上には力板が入るのでシャチ棒は下に差し込みます。

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こうして順次組み立てます。

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梁掛けが済むと 屋根の形をした合掌 と呼ばれる材が載せられます。

 

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棟の部分です。棟木が落ち込むかき込み部や 垂木堀りが見えます。

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合掌の足下部分です。ここでも合掌と陸梁をつなぐ込み栓棒と込み栓穴が見えます。

 

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全ての合掌が載りました。

 

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桁が載ります。継ぎ手は追っかけ大栓継ぎです。

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棟木を載せます。

初日 終了です。防水シートをかけ また明日。

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2013年06月02日

当社初の伝統工法住宅

 

昨日に続いてのブログ発信です。今回ご縁があって仲間の支援で住宅造りが始まります。お客様は農業を生業として 生産から販売までを行い独自ルートで顧客との関係を築いています。規模はまだ小さいですが地域規模で顔の見える関係が、お客様の安心につながります。

そらや さんと呼びます。屋号でしょう。そんな そらやさんの生き様を表すような 家 つくりへのこだわりは必然だったのでしょう。地域の木材を使い地元の製材が材料出しを行い地域の職人が加工してお客様に届ける。まさに地産地消の理想的な経済回転と言えるでしょう。農業をするにふさわしい伝統的な民家スタイルのデザインを取り入れ 土間 カマド 縁側 高窓などがあります。そこには今時はやりのデザインや材料使いはふさわしくないでしょう。

当然 そこには日本の民家技術をもって建てられるべき必然性を感じます。古くからある 大工技術の継承と実践 技術と人を育てる環境が生まれる大切さ があります。

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ボルトや止め金具を使わない 木 だけで全てのものを固定していく継ぎ手 がここにあります。込み栓 鼻栓 シャチ栓 の原寸模型です。古来より先人が行っていた建築技術の一部です。これらの継ぎ手を駆使して 今その加工が行われています。

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2013年06月01日

特に忙しかった5月

 

仕事もそうでしたが今回は私事での理由でした。内訳はこうです。連休を挟んで一日からイタリアへの旅行でした。10日間の贅沢な内容です。帰ってすぐ来週末に行うイベントの現場での写真撮影です。現場でのセッテイングも掛かります。夜は案内状造りや仕分け作業です。

15日には嫁さんの実家から長男夫婦と孫の3人が来て1週間滞在していました。箱根や熱海 東京への観光案内に費やしました。その最中に現場見学会です。お客様の協力もありいつもと変わらず多くの方にご案内出来ました。有り難うございます。

ようやく仕事だけに集中出来たのは20日過ぎからでした。色々頼まれる細かな修理や打ち合わせ 進行している現場の材料造り 今だ続いていますが。

そんな中 伝統工法に則った住宅造りも始まりました。筋交いを使わず 金物も使わず の工法です。大工を志す者が 一度は夢みたであろう古典的仕口 継ぎ手での家造りです。手間のかかるやり方ですが、100年レベルで残す為の工法です。これから現場の進行に合わせて情報発信していきたいと思います。

その他地元の材での住宅も佳境にはいって来ました。総檜のすばらしい住宅です。薪ストーブのあるエコな住宅でもあります。夏休み後半には見学会が出来そうです。

さて 少しイタリアの話をします。以前見落とした場所への期待でしたが この国は何度でもいきたい国ですね。その中でもっとも期待していた場所が 南部イタリアのアルベロベッロ とポンペイです。

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おとぎの国のような不思議な町並みでしょう?もともと 土地の開墾から出た厄介者の石を積み上げて農具置き場として造ったものです。今では住居としても使われていrたりします。このあたり一体三千人くらいの人が住んでいる町でもあります。ちなみに壁や屋根は1mから2mの厚さになる 非常に高い蓄熱体として夏涼しく冬温かい建築物です。商売根性出ましたが究極のエコ住宅であるのは 言うまでもありません。

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もう一つの期待はポンペイ。紀元前6世紀頃には都市国家として機能していたとは本当驚きです。この石畳の馬車の輪立ちに繁栄の凝縮を感じます。

 

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ローマ風呂に続く売春宿に残る壁画です。屋根があったので室内は残ったそうです。石造りのベッドがあったり当時の状況が想像出来ますね。

まだまだ話したいことは ありますが本題をはずれそうなのでこのへんで。これらの見聞が仕事にも約立つよう整理そておきたいと想います。

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2013年04月12日

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洗い出しの土間を造る

 

左官屋さんの数ある仕上げの中に大磯の洗い出し土間仕上げ という作業を今回は紹介いたします。最近の住宅のほとんどが今はタイル仕上げだと想います。その他石貼りやレンガでしょう。左官仕上げの土間はモルタル金コテ押さえが一般的で外部のコンクリートやお勝手などの土間仕上げであってあまり例はありません。

今では古典的な仕上げになってしまった工法ですが、根強い人気の工法です。それではご紹介いたします。

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開成町の現場です。少し広めの玄関土間で 昨日 ならしモルタルで高さ調整してあります。

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下地にノロモルタルをこすります。接着の意味があるようで 下の石粒が固着するそうです。

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今回は少し大粒の 三分石 9oくらいのものを使いました。一般的にはもう少し粒の小さい二部石くらいを使います。見て解るように石の袋には地元大磯の玉砂利と表記していますが、大磯の石は一粒もありません。全て中国産です。昔は取れたのでしょうが採掘禁止の問題があるようです。商品名として残ったものと想われます。これをモルタルと練り合わせて使います。

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こんな感じでならして行きます。厚さは20oくらいでしょうか、このモルタルがかぶった状態で一気に土間に敷きならします。

さて ここからが洗い出し と言われる作業になるのですが、敷いて間無しでは洗えませんし 時間をおきすぎると固まってしまいます。この絶妙な時間の取り方が肝心な様です。この現場ではおおむね敷き終わってから3時間余り というところでしょうか。現場の広さや 温湿度にも拠ります。

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洗い出しの風景?です。水を含ませたハケで石の表面に着いたモルタルを洗います。

 

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その後 スポンジで何度も石の上をふき取ります。拭けば拭くほどきれいに石が洗われます。モルタルが洗われて石が浮き出てくるようになりますが、やりすぎると石がはがれて来てしまいます。このさじ加減が大切ですね。

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仕上がるとこんな状態です。それでもモルタルが少し膜の様に残りますが、時間と共に毎日の生活で使い込んで来るとつややかに経年変化してきます。手間暇かかる作業ですが忘れたくない日本の伝統技術です。左官屋さん ご苦労様でした。

この住宅もいよいよ完成に近づきます。

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2013年04月08日

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上棟前の下ごしらえ

 

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来週に控えた建物に使う5寸柱の梁の掛かる部分です。梁が4寸幅なのでほぞと包み込む様な加工が必要です。これらは外部柱になります。

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先月伐採してきた丸太の加工状況です。小国柱になります。1本伐採してきた檜木の2番玉の部分です。立木は30mくらいあったので下から3本3.6mずつ 取りました。そのうちの下から2番目の木 という意味です。この柱には330ミリの梁と300ミリの梁が掛かります。2本直行します。差し金が 掛かりにくい手間の掛かる加工です。少しずつ崩しながら ピタリと合わせられるよう慎重に加工します。お客様の喜ぶ顔が想像できます。

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現場では昨日からの雨で養生シートの中に水がたまっています。基礎の中にプールの様になっているのです。急激な乾燥よりもこうしてゆっくり養生するのがコンクリートの為に良いとされています。タマタマですが雨が降ってくれたおかげで急激な乾燥を避けることが出来ました。

 

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いつもそうですが、浮かし枠での土間立ち上がりの一体コンクリート打ち風景です。

 

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この現場では柱状改良の基礎杭工事をしました。地盤調査ではしなくても良いような数字でしたが、お客様の 安全側で処理したい との考えで工事に踏み切りました。私達とすれば しなくても良ければ余分な費用の負担をかけさせたくない との想いがあったのは事実でした。

結果として裏の玉石擁壁の保護や不自然な埋設物の存在が解り工事して置いて良かったとの感想です。いよいよ今週から土台敷きや梁の運び込み その他の作業が始まります。天気が続くことを祈ります。

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2013年03月10日

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近くの山の木を使う

 

昨日久しぶりに山での伐採と丸太造りをしました。今度立てる住宅の大黒柱と小黒柱に使います。場所は三嶽の山でした。

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ご覧のように比較的手入れの行き届いた明るい森です。

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いきなりですが工場での皮むきです。竹へらを造り伐採者 私 お客様の3人で二時間弱掛かりましたが立派な1番タマの大黒柱です。樹齢60年今日でしょうか。もっと太いものもたくさん合ったのですが住宅の大きさに合わせる為このサイズにしました。

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皮むき完成です。残る小黒柱はご家族でされるとの事でした。これから立てるご自宅の柱造りは子供さんにも一生記憶として残る事でしょう。

さて話は皮むき前の時間に戻ります。写真では解りにくいのですが、三嶽神社のご神木です。

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恥ずかしながら地元に住んでいながらこれほどの大木があることは知りませんでした。樹齢数百年の杉の大木です。この場所も非常に高い 気 の感じられる所です。

 

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周辺にはもみの木などの天然木があったり一度は訪れてみたい所です。

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2013年02月17日

それでも現場は動く

春待ち季節となりました。まだまだ寒いのだけれど瞬間の陽の輝きや暖かさ もう少しではじけそうな木や花の芽、詩人ならもう少しましなフレーズがありそうですが私では 。季節は巡り昨年の今頃は何をしていたのだろうと想う今日このごろです。

さて とは言っても私達には日々生活の動きがあり お客様の期待に応える働きを止めることは出来ません。幸せだと想う仕事があります。現在開成町で進行している現場を追います。

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土間 立ち上がり一体の基礎コンクリート打ちです。強度はもちろん打ち継ぎがないのでシロアリの進入も防ぎます。

 

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上棟です。

 

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壁や床の下地の工事を進めます。耐震のための筋交いが入ります。

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人に無害 でもシロアリには半永久的に効果のあるエコボロンPROを私達で専門施行します。

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ウール断熱材を入れ込みます。壁の中を調湿する結露を生じさせないスグレモノです。それだけではありません。そのままの状態で20センチ近くも自然にふんわりとふくらむ断熱性もスグレモノです。数あるウール断熱材でももっとも性能と品質が高い物です。

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外壁下地の斜め貼りです。合板を使わず筋交いの補完を果たします。止め方も構造用釘を使って実際の耐力に可鍛します。でも計算上は耐震係数は 1止まりです。本当はもっとあるんでしょうが。

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ロフト部分の工事です。これから仕上げの工事に進みます。

他の現場ではほとんど行われない 使われない工法 素材で 私達オリジナルの組み合わせだと自負しています。もちろんこんなことをしなくても家は建ちます。アピール宣伝もありますが長い家造りの体験の中でもっとも優れたやり方だと現場を通して感じています。是非注目していただきたいプロセスです。

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2013年01月19日

家を持つ幸せ?

 

完成見学会も無事終わり気持ちの中に一段落した感があります。おいでいただいた皆様 ありがとうございます。これからも色々頑張りますのでお引き立て宜しくお願いいたします。

さて明日は横浜で 住宅省エネルギー施工技術講習会の勉強会で若い衆4人も引き連れて行って来ます。来る平成32年には次世代省エネルギーレベルの断熱施工が法律で施行されようとしていますが、より強く認識して欲しい点と 私も改めて勉強したいと思い参加します。

今日のテーマ 家を持つ幸せ の中には住宅の性能の良さ もあると思います。地震や風水害などにも耐えられる構造の性能や 暑さ 寒さをものともしない断熱性能 が代表的なところでしょう。でも根元的な所では 巣 を持つ動物的本能ではないでしょうか?そこで家族を生み育て交わる幸せ、ここにつきると思います。

私達の仕事は、お客様家族の幸せをはぐくむ非常に重い 達成感を感じられる 幸せな職業だと思います。人の役に立つ 人が喜んでくれる仕事というのは非常に快適なもので幸せに思っています、とは かの有名な建築家 吉村順三も言っています。私の尊敬する先生です。

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2013年01月11日

明日は現場見学会です

 

昨年の秋口から進めてきた現場の 明日は見学会を開催いたします。年末完成引き渡しの時間が 無い中での工事でしたが、年初から外構 造園工事もほぼ終わり 新たなお客様を迎えられる準備が今終わりました。

今回の造園工事は、私が着きっきりで采配したもので 私としたら納得のいく 仕上げとなりました。和風の趣となっています。陰と陽の植採や 昔ながらの四つ目垣など久しぶりに楽しめました。垣根の麻ひもの縛り方や 敷石並べの方法など 植木屋さんとの作業が楽しかったです。

そんな ささやかではありますが、少しばかり写真で紹介いたします。

 

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使った樹木は、いろはもみじ そよご 南天 サザンカ レッドロビン 足下にタマリュウ コクマササ のグランドカバー 間に合わなかったけれど ナツメを植える予定です。残念ながらフェンス やポスト 表札用の柱も間に合わなくて来週に繰り越しになってしまいましたが、十分です。お客様も大満足で 大変喜んでいただきました。木戸のサービス工事など 全然苦にならないですね。

と言うわけで 明日が楽しみです。お待ちいたしていまーす。

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2013年01月05日

何の為に人は家を持つのか

 

皆様 あけまして おめでとうございます。

今年もよい家を造りたい と願う新年です。今年は比較的長いお正月休みなので改めて いい家造りって何だろうと 色々本を読みあさりました。去年はとても忙しく落ち着いてそんな事を考えていられないほどでした。

さて 私が、いい家だなあと思うとき世の建築家も同じ感想をもつらしい。シンプルで本質的 プロポーション 佇まいが魅力的 清楚で品がいい。高さを含めたスケール感がヒューマン。自然素材を手仕事で使いこなしているから暖かみがある。程良い大きさ、小さな家。気持ちの良さとか居心地の良さを大事にしている。外部空間を上手に取り込んでいる。等々。これは新建ハウジングの三浦編集長の言葉ですが、まったくそのとおりだと 私も思います。

家を持つ 家を建てるとは 一体何が良いのか?私も含めてこの三浦氏の小説をベースに少し考えたいと思います。併せてこれからの住宅のあるべき内容 性能や情緒的なものも含めて考えたいと思います。

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2012年12月31日

家が完成しました。

 

いつの場合も家一軒引き渡すのは、大変な事です。予定通りの日時に出来たか 工期の遵守が最大の案件です。今回は、12月の引き渡しということで 職方さんの混み具合や機器の納入予定 雨で外部の工事が伸びないか 等様々気をもみます。引き渡し と言っても住める状態にするのは もちろん、完成検査や登記の作業があって住民票を移動するまでのことを指します。

今回は住宅支援機構のフラット35Sエコプランを利用した金利優遇タイプで省エネルギー性やエコ設備を担保する工事内容で これからすべてこうあるべき住宅のスタイルとなっています。その 評価証明書を検査後に銀行に出して 初めて成立し お金が下りる という順番です。今回は、二十日に検査して二十一日に証明書をもらって、ところが週末と祭日で銀行に提出したのが二十五日になってしまって。結局は来年の決済になってしまいました。

もう少し早く検査を と思うでしょうが、これでも目いっぱいの工事状況でした。漆喰が十分乾かないうちに次の作業に入らざるを得なく 本当に怖い思いをしながらの(傷つかないよう)工事でした。幸い お客様にもその辺の理解があり年を越しての引き渡しとあいなりました。

そんなわけで 年末や年度末(3月)の引き渡しは私達にとって難しい季節であります。今回もそんな難産の家造りでしたが、造り甲斐のある家になりました。見学会は来年早々行います。また案内はいたします。ともあれ 今日は大晦日なので昨日からの写真撮影や年賀状造り、また大掃除と忙しくやっと今年最後のブログ書きにたどり着けました。まずは公開いたします。詳しくは来年のブログにてご説明したいと思います。来年も良い年でありますように、それでは失礼いたします。つたない内容でしたが 有り難うございます。

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2012年12月23日

良い家は漆喰を塗る

 

今日は機械の不具合で同じ記事の3度目の工作になります。今日2度の記事は消えてしまいました。パソコンがどんな手順で成り立っているのか解らないので不具合の原因の想像が出来ない悲しさですね。

さて 気を取り直して再々ブログを書きます。

今日は漆喰についての話題です。ご存じのように漆喰は石灰石を焼いて造る物です。世界中で取れる豊富な鉱石資源です。日本ではお城の壁の 白漆喰が代表的でしょう。海外ではエーゲ海沿いの美しい城壁の建物や ヨーロッパ イタリアなどのフレスコ画などに使われています。

日本の漆喰は少し違って 海藻のりやスサ わら 珪砂などを入れたり 色粉やコテ痕を付けたり 大津壁に代表される磨き壁など 様々な仕上げ方があります。

 

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私達の造る 木組の家モデルでは 金コテ押さえ という方法で仕上げます。職人さんが慣れていることと 汚れやキズの対処方がやりやすいカラです。このコテ押さえを究極に極めると鏡の様に 顔まで写ります。先程話したように仕上げ方には様々あって とても奥深いです。フレスコ画や漆喰美術館もあるほどです。ちなみにいつも使うこのメーカーには国立図書館等にも使われ信頼があります。

漆喰の効能には 空気清浄やアトピー ぜんそく 化学物質分解などの効果もあります。はねた醤油シミが消えてゆく(数ヶ月)様など汚れにも強いです。詳しく知りたい方は、下記のホームページで見てください。

http//www.marukyosekkai.com

さて いよいよ完成になってきました。この家は ほとんど全室漆喰仕上げ 天井は サワラ板貼りとケナフ紙貼り 手造りの家具やテーブル 本棚など大工さんの手造りを多用した自然素材いっぱいの 木組の舎 になりました。

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2012年12月01日

自然素材の家は感性を育てる

大工さんの外回りの作業が終わると 内部造作と言って出入り口や階段造り 窓枠などの

切った貼ったの組み立て作業が行われます。普通のユーザーさんには あまり関心がない

所でしょうが、私達大工さんはかなりのウエイトでこの作業を行います。現在ほとんどの会社

が既製品の物を取り付けるだけの職工さんとなっています。出来合いの それこそお湯をかけて

出来上がるインス タント麺のような物です。私達の造る家は基本的に そこ が違います。

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和室の入り口と 押入の鴨居部分です。既製品では絶対二出来ない造作です。

私達は、本物の木材から木の状態を見ながら木取りし 切ったり削ったり また

掘ったり 好き取ったり 様々な作業を経てこのような形になっていきます。

私達のこだわりは、これだけではありません。出来るだけ国産の杉 檜 サワラ

松等の乾燥材を加工します。本来 それが当たり前の どこでも行っていた家造り

なのです。見た目だけではない 触感 匂い 肌触り 経年変化 ぬくもり 等々

人の感性を育てる様々な要素が 込められています。こんな感覚を養う家が

私達の造る家なのです。

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こんな風にして少しずつ家は出来上がって行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2012年11月11日

床下の断熱方法

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今回 初めて使う床用の断熱材です。フクビ化学の製品で古紙やポリプロピレンをコーンスターチ

で固め不織布で包んだそれなりにエコロジーな素材の断熱材です。厚さは80oあって熱抵抗値2.2の

次世代省エネルギー基準の物です。

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写真の様に土台の間に挟んで不織布で支える止め方です。感覚的にはセルロースファイバー

断熱材をボード状にしたもの というところでしょうか。

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このように敷き込みながら床下地合板を貼って行きます。ここで大事なのが気密確保です。

繊維型断熱材なので素材を空気が通過してしまいますので必ず片面は通気を遮断しなければ

なりません。今回の場合床用の合板を貼り 欠き込みのある部位 柱や間柱 筋交いの部分に

気密テープやブチルシーリングで隙間を埋める作業をしました。全ての繊維型断熱材の共通する

片面解放 片面気密の基本が正しい施工方法です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2012年10月13日

最近の床下を支える

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 写真は住宅の ある一室の床下の構造です。木造住宅では一般的に900oから1Mくらいの

ピッチで大引きと呼ばれる100oほどの角材を渡します。人で言えば大骨に当たります。

この大引きを支える金物が最近の住宅の床を支える 鋼製束 と呼ばれる物です。プラスチック

の製品もあります。どちらも 1トン以上を支えます。

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昔は、切り落とした角材の残りを使うことで端材が出なくて良かったのですが、今は私も

これを使います。利点は多々あって o単位の上下の調整が出来ることにつきます。土間

とは接着剤で固定し大引きとはビスで固定します。大引きを最初から下むくりの正しい使い方を

して この鋼製束を回転しながら高さ調整していきます。

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熱抵抗値2.2の床断熱材です。厚さ80ミリの紙とポリプロピレン コーンスターチで

固められ不織布で支える エコ な素材です。

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このように土台の間に挟み込み床下地は構造合板を貼り フローリングで仕上げる

という行程です。透湿性が高く 廃棄も処分が地球に優しいレベルなので採用してみました。

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土台に はめ込みながら床下地を造っていきます。気密は実付きの合板と土台に

しっかりと止め 柱等の欠き込み部は気密テープやシーリングを しっかりと作業する

事です。

 

 

 

 

 

 

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2012年10月08日

筋交い金物の使い方

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 上棟しました。骨組みがくみ終わり、ガリバリュームの段葺きで屋根工事が済むと

同時に内部では耐力壁を構成する筋交いの作業が行われます。

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阪神大震災以降 木造軸組工法に対する構造の細部規定が強化され 使われる

金物の種類などが引き抜き度合いにより決めれて来ています。私達の造る住宅には

N値計算法により 各部に使われる金物が決まります。基礎と土台 土台と柱 柱と桁

そして筋交い。それぞれの引っ張り耐力に応じて金物やボルト ビスの太さや長さが変わります。

ちなみに この金物の耐用年数を計算した先生がいます。この先生によると通常の条件で

約90年とのことでした。この時間を長いと見るか短いと見るか 意見の分かれる所です。

合板を廻りに貼る方法は初期剛性は ありますが、私達は、ベニヤを貼ることは滅多にないです。

高温多湿の外部の 特に足下あたりの合板の傷みが経年劣化しているのを見ているからです。

ちなみに 未だこの合板を止める釘に規定外の細い釘を使っている業者も いるようです。

役所や 瑕疵担保などの現場検査がありますが、細かなチェックは出来ていません。

せいぜい 書類に書かれている本数を確認するのが精一杯なのです。お客様も検査が

行われていると安心しないで自分でチェックする位の知識をつけたい所ですが、大変でしょうか?

 

ところで 先程の金物の耐用年数を お話しましたが、100年以上残したい建築は全て 木で

造る伝統木構造にする必要が、あります。それもその構造計算に基づいた作り方によって です。

私達の仲間には そんな集団もいますので お問い合わせを。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2012年09月28日

基礎工事始まる

この夏スタートした住宅の基礎工事の様子をリポートします。10区画ほどの開発

分譲敷地の1画ですが、造成業者により表層500o下に表層改良が施され

サウンデイング試験(地盤調査)の試験クイすら硬くて通らない程でした。よって

基礎はその上に載せる形に造るこ とになります。

 地業風景 003

基礎の通り芯に合わせ根切りします。ユンボで掘ったところが少し光って

見えるのがわかるでしょうか?この部分が表層改良された硬い層です。

地業風景 004

建物の中も縦横に掘ります。

 

 

 

 地業風景 006

細石地行です。山砂利を敷き詰めランマーという手動重機で転圧していきます。

地業風景 007

 ベタ基礎なので基礎芯ほか家全体に転圧していきます。このとき大切なのが

転圧の厚さと転圧回数です。おおむね250o位下を最低2回以上転圧して

回ることが必要です。 

地業風景 013

 転圧終われば防湿ビニールを引き詰め廻りに捨てコンクリートを撃ちます。

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 最初に外側の仮枠を立てます。

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次に低盤側の鉄筋を組みます。基礎配筋表に従い13ミリの異形鉄筋を200

oピッチに縦横に組みます。また鉄筋がコンクリートを入れたとき中程に

なるようピンコロを挟んで浮かせます。

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その後立ち上がりの鉄筋を組みます。

 

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鉄筋が組み終わると検査があります。ピッチ 立ち上がり寸法 かぶり厚

重ね代 等の確認が行われます。ここで大事なのは立ち上がり基礎が梁の

役目をしている事です。人が潜るための人通口のため布基礎の一部を欠く

ことがありますが、梁の役目をしている布基礎は欠いては行けません。

 

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現場は違いますが、基礎1体打ちのコンクリートをするために仮枠を浮かせて

セットします。

 

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 仮枠の下からコンクリートが広がっているのが解ると思います。あまり行われて

いないやり方ですが、出来ればこの方法を皆が採用すると良いと思います。

広まらない理由は、ただ面倒なだけです。でもポンプを使用する回数は1回で

済みますし慣れればそんなに苦にならないようです。

 

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後はシートなりかぶせて 養生します。水分の急激な蒸発を防ぐためこの方法

が取られます。少し固まったところで水を張ることもあります。

今 一般的な住宅の基礎工事について話をしましたが、地盤状況により適宜

方法は変わりますが、コンクリート住宅の様な1体打ち工法をお勧めします。

 

 

 

 

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2012年08月30日

新現場スタートと炭素埋設 

  また 暫く間が空いてしまいましたが、年末まで ある住宅の建築詳細をお伝え 

しようと思います。

 ウエーブ屋根のある住宅は まだお客様が漆喰を塗っている最中なのでもう少し

完成は先になりそうですね。またこの間に多くの修繕やリフォームをこなし小さいけれど

新築住宅も行っていました。何件かの魅力的な住宅のお話もいただき いつもながら現場

仕事との両立で忙しく大変なのですが楽し く感謝を持って毎日 暑い中頑張っています。

P1050732

先日仏式での地鎮祭を行いました。いつもは立ちながらなのですが、式が長いのと

熱いのでは というので いすをご用意いたしました。神式と仏式、私の場合半々に行われて

います。6月の地鎮祭は、キリスト教式でした。さすがにキリスト教では地鎮祭と言わず

起工式と呼び お祈りや賛美歌を歌い 家を建てられる幸せを神に感謝し工事安全や

皆の幸せを祈願します。

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後日 炭素埋設を行いました。家の真ん中に穴を掘り炭を埋めるのですが、今回は

深く掘ることが出来ない現場でしたが、必要量を広く埋設しました。真ん中に見える

白い玉は、健やかポットといって炭埋の効果を増幅させるものです。

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 お寺様からお預かりした鎮め物を一緒に埋めている所です。

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 完成です。この後の好転反応が楽しみです。どんな現象がおこるのか?

誰でも味わえる実験を後日お伝えいたします。こうご期待。

posted by yamada at 07:34| Comment(0) | 日記

2012年07月01日

万里の長城へ行く

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いきなりの訪中です。社内慰安会でした。5月の連休もなしで働いてもらった社員への

ご苦労さん会です。この6月は、昨年からの持ち越していた多くの修繕やリフォームにと

費やしている所です。中には一生保証等と呼ばれる20年近く前の浴室の修繕まで行っ

ています。私にとっては痛手な持ち出しなのですが、これも物造りの人間としての責任か

 ということで格闘しています。

そんな中での慰安会です。今回もいくつかの現場が動いてる最中での現場空けですので

とても緊張し心せわしないです。 もちろん何かあったときの為に色々配慮しておくのですが

予期せぬ出来事への不安が常につきまといます。

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さて 長城はご覧の通り お正月の初詣のごとく混雑していました。霧にかすんでいる

のか遠くを見渡す事が出来ず少し残念です。天壇公園 天安門 故宮博物院 パンダ動物園

その他や とりあえず本場の中華料理を楽しんで来ました。なにせ3万5千円のツアーなので

欲は言えません。それでも泊まるホテルの質など大変良く満足して帰って来られました。

 さて 今はまだ修繕中の現場を一つひとつ終わらせ いくつかの新築の準備を進めています。

消費税導入の影響か最近は建築の依頼が多く今年は もう着工出来ない状態で嬉しい悲鳴

なのですが、一品一品手造りの労働集約産業の私達なのでつらい現実ではあります。

 たとえ消費税導入時期をまたいでも前のままの税率で仕事をさせてもらうことになると思い

ますが、大きな買い物をするお客様にとっては早め早めの行動になるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

posted by yamada at 07:46| Comment(0) | 日記