2015年12月31日

今年も押し詰まりました。

低炭素住宅の建築が進んでいます。土間断熱工事や150ミリ壁断熱 300ミリの天井断熱。三層ガラスの窓サッシ。どれもが初めての試みでその性能が期待されます。加えて古材の再利用や 新感覚のデザイン 閉じるばかりではない採光計画や通風計画、こだわりの自然素材での仕上げ。ほぼ木工事が終わりましたので少しだけ公開いたします。

 

約90ミリの床断熱材を落とし込みながら床下地合板を貼っていきます。床を貫通する

すべての配線配管などの隙間をシールして気密を徹底します。

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外部左官下地のラス下地板斜め貼りです。

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外部貫通穴のシール状況です。気密を意識しますが当然雨水侵入もなくなります。

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サッシの形状も進化しました。ガラス建具の縦框が枠に隠れるようになって より外部熱が伝わり

にくくなりました。ちょっと見はわかりませんが、ガラスは3枚入っています。

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ウール断熱材の膨れ具合がわかりますか?最低でも150ミリは膨らみます。他の断熱材では

ありえない性能です。

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こんな風に断熱材が収まります。当然窓の隙間や細かな隙間はすべて充てんされます。

細かな作業ですが うちの大工さんは優秀です。

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古材を再利用した和室 押入れです。和室は壁や天井の収まりが複雑で無垢の板では隙間が

出来てしまうので気密シートを先貼りします。桁上の黄色いシートや押入れ板下のはみ出ている

のがそれ です。一般的に気密シートは仕上げ材のすぐ上に貼るものですが調湿性能の高いウール

断熱材なので全く問題はありません。

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断熱材と杉板天井が一体になっているのがわかるでしょう。

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壁に貼るすべてのプラスターボードは外壁側も間仕切り壁も桁まで貼りあげ気密を計ります。

桁にあけた電線穴はコンセント穴と通気してしまうのでそこもシールします。そこまで気を遣うのは

わが社の伝統です。

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壁や天井を隙間なくプラスターボードで貼ります。この作業が気密の性能を高めます。同時に

以後貼る杉板天井の防火にも役立ちます。

 

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廊下の板天井を貼りはじめました。

 

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今年の現場からの中継は以上です。今は忙しくお正月過ぎからは三島にも通います。でも

引き続き この住宅のレポートは完成まで継続するので こうご期待ください。

posted by yamada at 12:09| Comment(0) | 日記

2015年11月15日

上棟出来ました。

 

 

 

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平屋で約36坪ある軒の深い理想的な日本家屋と思います。広いLDKが吹き抜きになっていて北側の最高部の窓が

この家の大きな特徴にもなって 特に夏の自然排熱に大きく機能する役割を持っています。この地域ではほとんどみられないでしょう

高断熱仕様の住宅ですが日射を遮る工夫や無風時での自然排熱 施錠出来て通風可能な雨戸の利用等 高断熱ではあるけれど

夏の高温多湿の状況をいかに自然な状態で過ごせるかの工夫を凝らしています。

 

 

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お客様にとっては一生に一度あるかないかの喜ばしい瞬間なので出来るだけ思い出に残る祝い事にしてあげたいと思います。

それでも今はお酒を飲んで帰ることも出来ない状況だし 飲めや歌えの昔の様は抑えられ静かな上棟式になりました。

posted by yamada at 07:38| Comment(0) | 日記

2015年11月08日

上棟に向けて

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今回は特に基礎断熱にも配慮しました。居間や居室は床断熱ですが玄関や勝手口 浴室などの

床については床がないので土間や基礎立ち上がりの部分で断熱します。この現場では内側に貼りました。

ここでも申し上げますが断熱材とは熱が伝わってくることを遅らせる素材であって 熱が来ないようにするのではない

ことを確認してください。

 

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いつもの一体打ちでのコンクリート作業です。枠を浮かせたり固定したりの作業は面倒で正確性が

劣りますが文字どうり土間と立ち上がりが一体なのが優れていることは当然です。

さて いよいよ上棟を迎えます。

posted by yamada at 08:12| Comment(0) | 日記

2015年11月01日

低炭素住宅?

聞きなれない方も多いと思います。住宅における省エネルギーの程度を意味します。できるだけ二酸化炭素を出さない家つくりなのです。

京都議定書の二酸化炭素排出量抑制に直結する問題で 地球にやさしい家つくりとはそういうことなのです。

国の方針で2020年、オリンピックのある年ですね それまでに義務化する省エネ基準というものがありますが、その基準の10パーセント以上

削減できる内容の高性能住宅つくりと言えます。具体的な数字は一次エネルギーの消費量で計算されます。家庭内で使われる電気やガス などは

化石燃料資源で どれだけ使ったかを熱量(Jジュール)という単位で表します。すごい話だね。一介の大工さんが考える内容じゃないですね。

 

ちょっとこ難しい話になってしまいましたが、限りある資源をできるだけ消費しないようにしましょうということ。でもまだこの上があるんですよ。零エネルギー住宅。

近い将来は太陽光発電と組み合わせ蓄電池を設けた電力ゼロの住宅、この再生可能エネルギーを擁したゼロエネ住宅を2030年まで平均で達成

しようとの目標があるんですよ、国には。

 

なにはともあれ 快適な住宅を作るには高断熱は切っても切り離せないことなので そのレベルが数段上がることは大変良いことだと考えています。夏の日射

を遮る性能や外の空気を快適に通す計画 また人間の五感を発達させる自然素材の使用 なつかしい心地よいデザイン、そこそこの価格で臨む今回の住宅に自分自身も期待しています。

posted by yamada at 08:03| Comment(0) | 日記

2015年10月25日

自身初の低炭素住宅の建築 始まる

 

 

目指すべき住宅建築の 今回は特に(性能)のグレードを高めた工事が始まりました。業界初のトリプルガラスを使ったサッシや150ミリ厚の壁

300ミリの天井断熱など私自身も期待したい内容での建築です。こうご期待。

 

とはいえ 自然素材での建築や伝統工法の一部採用 古材を使ったサステイナブル建築、日本の風土に合わせた建築フォルム、懐かしさや使いやすさ

を生かすデザインなど多くの要素を持った内容で 自分の今まで培ってきた知識や経験を注ぎ込む住宅建築となるでしょう。

 

今年の上半期は新築の現場が遅れに遅れ これからいくつかの現場が集中して行きます。本当は落ち着いて臨みたいのですが、お客様のご都合上

時間が空いたり重なったり、仕方ありませんがうまくいかないときもあります。

今年は、かなり古い家のリフォームが連続したり店舗工事があったり 普段慣れないアパート工事を行ったりと 例年と違った時間を過ごしました。

 

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解体工事から始まります。土壁の築60年以上たっているお宅です。

 

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中央の見えている欅の柱や梁の再利用をします。

 

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地盤調査風景。火山性ローム層です。とてもきれいな地層ですが機械で図ると決して良い数字が出ないのはある意味方法の限界か、と

思います。この隣では5mくらいまで掘削工事をしているので地層のきれいな断面を見ることができます。この5m以下が地下水のあるところで

軟弱ではあります。

posted by yamada at 07:01| Comment(0) | 日記